一般入試、当日点と内申点の関係(那覇高校2022)
沖縄県の県立高校一般入試では当日点と内申点を
多くの高校で50対50の配分で合算して合否を決めています。
当日点は300点満点、内申点は165点満点なので
これをイーブンにするために、それぞれを偏差値化して
その数字を合計した数字で合否を判断します。
今回は那覇高校を例にとって内申点と当日点について
調べてみました。なお、各受験生全員の点数や内申を
高校単位では公表していないので、元となった数値は
県模試を主催している教育開発出版から出されている
データを元にしているので、実際の数値とは多少の誤差が
あることは承知してください。
当日点は220点弱が平均点、偏差値で50になります。
内申点は143(4.3)が平均、偏差値50になります。
2022年の一般入試の倍率は1.17倍、受験生の85%は
合格するので、この数字を取れれば余裕で合格です。
当日点は偏差値40~60の範囲では1点上下すると
偏差値で0.5前後上下します。
内申は132(4.0)から148(4.5)の範囲では1上下すると
偏差値で0.9前後上下します。
したがって、5段階評価で内申点が0.1の差が、当日点の
だいたい6点に相当することになります。ですので
4.0と4.5では当日点で30点分のアドバンテージになります。
300点満点といっても那覇高であれば8割の生徒が
200~250点の範囲に集中するので30点のアドバンテージは
かなり大きく、4.5の生徒は全員合格しているのに対して
4.0の生徒は2割ぐらいの生徒が不合格になります。
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